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M&A戦略について

M&A戦略とは?

 M&A戦略とは、M&Aを検討する初期段階で行うべきであり、M&Aを行う目的を明確化することである。

 M&A戦略を立てないまま交渉に入ってしまうと、想定していたシナジー効果が得られなかったり、売り手企業が持つ経営資源をうまく活用できず、結果的にM&Aによって得られる効果が期待値よりも低くなってしまうリスクがある。


M&A戦略策定プロセス

 一般的に、下記のようなステップを経てM&A戦略を構築することが望ましいと考えられる。

1. 自社の分析(強み、弱み、今後の注力分野等)

2. M&Aの目的を定める(新規参入による多角化、事業構成の転換等)

3. 市場調査を行う

4. 対象事業領域を絞り込む

5. M&Aの実現に必要な論点の具体化

6. 財務や会計面も踏まえた最終確認を行う

7. 候補企業へのアプローチ方法を考える(直接アプローチ、M&A仲介企業の活用等)


 M&A戦略は目的によって異なるため、すべてのM&Aにおいて共通するものがあるわけではないが、少なくとも上記の各ステップは譲受サイドにおいて必ず検討すべき事項であると考える。

 
 

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